記事のイラストを描かせていただきました。
今回はコラム中にで取り上げている耕治人の私小説「どんなご縁で」のワンシーンを表現しています。
作者の耕は病床にありながらも、妻の身を案じているのですが、一方の妻は認知症で夫が何者かも分からない状態。
_ なんという、切なくも愛に満ちたシーンなのでしょう。
原稿を読んだときはなんともいえない切ない気持ちで、胸がいっぱいになってしまいました。
死を前に、長年連れ添った妻の言葉を聞いた作者はどのような思いだったのでしょう。
しかしそれは、悲しさではなく、一つの愛の形だったのかもしれないな、なんて。
_ 寒々しい病院を背景にしつつも、老人二人の繋がった手から、彼らの秘めた思いが伝わればいいなと。そんな事を考えながら描いた絵です。